メイクアップラボ#18
ビューラーについて
マスカラについてラボで取り上げようと考えていたのですが、マスカラで失敗例の多い『パンダ目』にならないためにもまずはキレイにまつ毛を根元からカールし上げてやることが重要なポイントとなってきます。そこで、今回はその流れとしてビューラーについて書いてみようと思います。
ビューラーの使い方
鏡を普段より上向きに倒し気味にしてあごを出した状態で目線を伏し目がちになるようにすると、まつげの際がよく見えるようになります。
メイクをしてあげる際には、モデルさんにひざのあたりを見てもらうようにしてまぶたを持ち上げてビューラーをあて、まつげの生え際を挟みます。自分でやる際には、奥二重でまつげの根元が見えづらかったりしたら瞼を軽く持ち上げてビューラーをあてます。
始めは軽く挟み、痛くなかったら力を入れてにぎります。根元部分は強くにぎり、手首を徐々に外側に回転させるようにしながら毛先へゆくに従って力を弱める感じで根元、中心、毛先と3段階に分けてにぎりカーブを描きながら上げていきます。
その際、一度で上がらないからとまつ毛の途中で強くにぎり過ぎてしまうとまつ毛が折れたように角度が付いて不自然にカールしてしまいます。何度か根気よく施してあげたり、ホットビューラーを使うのも方法の一つです。
ホットビューラーが無い場合には。金具の部分をライターであぶったりドライヤーで暖めてあげる裏技もあります。その際熱くしすぎて火傷をしないように、またゴムの付いている部分はゴムが溶けてしまう場合もあるので注意が必要です。
均一にカールが付かなかったり、まぶたを挟んでしまったりする場合には、ビューラーのカーブがまぶたに合っていないのが原因です。市販のビューラーでも浅いカーブと深いカーブがあるので自分の目のカーブに合うタイプをよく見てから購入するようにしましょう。各メーカー毎に若干カーブも違うようですが、同じ製品でも浅めと深めの2タイプが発売されている場合もあります。
ビューラーの選び方

部分的にあげる小さいタイプ(幅が狭いタイプ)で目尻にポイントカールをつけてあげたり、あまりカールをつけたくない場合にはプラスティック製品を使ったりと好みや目的によって使い分けても良いでしょう。
ホットビューラーは、挟むタイプの方がスティックタイプよりもカール力は強いようですがスティックタイプの場合、マスカラを塗り少し乾かしてからもう一度使うとアップ力が倍増するという技があります。
まつ毛がキレイに上がり、カールも綺麗につけばマスカラの効果をより確実に得られ、後でマスカラが落ちて「パンダ目」になる不安も解消されます。ここでも、ちょっとした下準備でメイクの仕上がりが左右します。
ラボ#19、次回はマスカラの予定です。