浴衣で涼を!

温泉やスーパー銭湯などで、迷わず浴衣を着ていますか?

「衿の合わせはどっちだったかしら?」「裾をひきずってしまうわ」誰でもあると思います。 女性の場合、衿の合わせが洋服のボタンの合わせと逆だと覚えておきます。 お台場の「大江戸温泉」でも好みの柄の浴衣を選んで着用できるらしいですがこれが、本来の浴衣の形です。 湯上がりにまとった身拭い(みぬぐい)、今のバスローブと同じ役目だった訳です。

江戸中期末頃から見拭いそして、夏場の庶民の常着となりました。 浴衣が外出にも着用されるようになったのは、明治中期以降のことです。 素材も、麻から江戸時代には生産しやすい木綿が主体となりました。

現在では、合成繊維など素材で、柄に至っても多様化しています。 素肌に着る浴衣としては木綿がふさわしいといえますが、現在の用途は花火大会などでの着用が最も多いようですね。

メイクのポイント

さて、メイクのポイントですが、あまり色を使わず、ほんのりピンクの頬紅で色っぽさを演出。 アイラインは水溶きタイプか、リクイドを用い涼し気な目を意識し表現してみましょう。 ラボ8の「きものメイク」も参考になると思います。

着付のポイント

浴衣後

形に囚われずに帯結びにアクセサリーを使ってみたり、帯を2本使ってみたりといろいろな形があっても良いと思います。

年令が上がると「文庫結び」では子供っぽいし、「貝のくち」では寂しい、という時には「吉弥結び」で帯留めを使ったり、呂の帯で「銀座結び」に結んでみても良いのではないでしょうか。

前で形を作って後ろへ廻す時、衿が崩れてしまう場合がありますが、帯板を前と後ろへ使うと、さほど苦労なく廻ります。

着くずれも気になりますが、着物は一枚の布でできているので、下前の裾が下がってきたら、上前を少しめくり、下前の衿先を腰ひもの上へ引き込んで、裾を上げます。 上前も腰ひもの上の部分の衿先を引き上げます。

衿の後ろが上がってきたら胸ひもの下、背縫いの帯下のおはしょりの所を引けば衿が引っ張られます。 前衿も帯下の衿先を引けばいい訳です。  それでも不安な場合は、ひと針止めておくと安心ですね。

浴衣前

「下着はどうしたらよいかしら?」というご質問もよく受けますが、着物用の肌着を着るのが一番良いのですが、タンクトップなどの後ろのあきが大きい物を汗取りとして代用してもかまいません。

また、現代の女性は腰のくびれもしっかりとあり胸も大きくなってきていますから、ウエストにタオルを1枚巻いてあげるときれいな着物の形となります。 ちょっと暑いですが、そうすると、腰ひもを苦しく感じません。

どうしても、着物は窮屈で暑いそして、やっぱり難しいと思われがちですが、和服を着ている人を見かけると自然と目がいってしまうのは事実ですね。 むし暑い夏に涼をかもしだす粋な浴衣の着こなしに挑戦してみてはいかがでしょうか。自分だけではなく、周りにも清涼感を楽しんでもらうことができることでしょう。