メイクアップラボ#25-2
2010 IMATS, Los Angels レポート後編
今回も後編として、数年ぶりに訪れたIMATS(International Makeup Trade Show)6/26-27、ロスアンジェルス・パサデナで行われたの模様の中で目を引いたものをお伝へします。

そして、いつも楽しみにしているのが会場の一角で行われる特殊メイク・コンペティションです。あるテーマに沿って時間内にメイクを競う催しで、期間中それぞれ2日間行われます。
今年の初日のテーマは「ファンタジア」。ペイントが主な課題です。そして、2日目は特殊メイクアップでした。
このコンテストでは日本人も良い成績を残しているという誇らしい歴史があり、新人(学生)が参加者だといってもそのアイデアが面白かったりスキルも熟成されていたりと、インスパイアされることが少なくありません。今回は、日本人を含め3人のアジア人が参加していました。
FXセミナーでは、シリコンコンパウンドを利用して傷を埋めたり、耳たぶを造ったりという作業が行われていました。 ここでは、仕上げのペイントに筆を使用していました。
すぐ脇で見ていると雑なのですが、出来上がりは申し分のないものだったりします。やはり、使い方とセンスの部分なのでしょうか。これは、ここだけでなくビューテー関連のブースやセミナー等でも同じように感じます。
今回は、ボディーペイント、特殊メイク共一見エアブラシでの派手な色使いの作品や作業ばかりが目立つ印象でしたが、最終的には基本的なデザイン、 材料のアイデアや使い方 、造形力、ブラシや筆の技術という基本的な根幹の部分の大切さを改めて感じさせられる催しでした。右下隅の技術者が印象的だったのは私だけでしょうか。