選挙のポスター

選挙が近くなると、町中では各政党の新しいポスターや、候補者の写真が目に付き始めます。 プロのモデルとは違い、普段あまり写真に慣れていないであろう人達が、にこやかに写り、どことなくぎこちなささえ感じます。 有権者は、投票する際に実績やマニフェストも考慮に入れるでしょうが、特に素顔を知らないような場合には、写真によって一票の行き先も左右されるのは事実でしょう。

写真を見て、「この人、悪そう!」「この人、偉そう!」「決断力や行動力がありそうね。」「人の良さそうな顔しているわ。」などと写真の印象も投票の大きなファクターになります。 最近では、ちゃんと撮影スタッフがついて作成されたような商業的なポスター風のものもあるように見受けられます。

それにしても、日本ではテレビで疲れた顔をした政治家さんが多いと思いませんか? アメリカの大統領には、当然専属メイクさんがついている訳で、疲れた顔を国民に見せたりすれば支持率も下がります。 いつも健康的で、自信に満ちたパワフルな代表が望まれているからでしょう。

さて、少々脱線ぎみですが写真に話しを戻して、選挙を考えると票を集めるためには好感の持てる写真に仕上げなくてはなりません。  清潔感や活力も出してそれでいて、ナチュラルな表情に。

男性のメイクのポイント

男性のナチュラルなメイクは、化粧を感じさせない、自然で健康的な仕上がりにすることが、最大のポイントとなります。

まず、ファンデーションは数色使用します。 一色だとどうしても化粧感が出てしまいます。 部分的に色味を調節することで、立体感だけでなく自然な感じも出てきます。

パウダーは、白味やパールがかかるものは避けて、ノーカラーや黄色味のあるパウダーを用い、光りの反射を均等にしてあげます。

そして、難しいのは、トラブルの処理です。 ひげそり跡やシミ、眉間のシワやクマなどは一般的にマイナスのイメージとなります。 女性の場合よりも少量での修正が必須となるので、ここでも肌の色をよく観察しながらコンシーラーの色味で修正していきます。 また、顔色が悪い場合には、オレンジのチークやカラーパウダーで血行の良さを補正してあげます。

候補者の写真は、メイクを施して撮影されている場合が殆どであるだけでなく、CG処理も加わりシミなどは消されていたり、多々修正が入っている筈です。

選挙ポスターを見て「このシワは、無い方がいい人に見えるのに・・・」「よく日に焼けて、ゴルフばっかりしているのかしら・・・」「活気のない顔でクマもあって、任期中の健康は大丈夫?」などの見方をすると候補者の違った面も見えてくるかもしれません。 メイクに携わる者にとっては 「誠実そうな顔・活気のある顔・悪人顔」など観察するのにとても良い材料となります。


『顔は内面を表現する』『見たまま』とつくずく実感するのもこの時期ですね。 そして、当選した政治家の顔が変わってゆくのを眺めるのも、また興味深い観察でしょうか。  今回は、衆議院選を前に街のポスターを観て感じたことを書いてみました。 失礼に思われる方がいらっしゃったとすれば、深くお詫びいたします。