きものラボラトリ 06

同じ着物と帯・雰囲気のアレンジ

着物の良さは、たとえそれが母や祖母の時代の物だとしても小物やヘアメイクや着方によって誰にでも今の時代に合った新しくそして、新鮮なおしゃれを楽しめることです。 伝統的であり且つ、斬新な訳です。

例えば、一般的には裾廻しの色(裾の裏地)や着物の色、柄等年令を意識したものを着ていたことを考えると、アンティーク着物の流行で現在ではだいぶ自由度が増して来ました。

ここでは、同じ着物と帯でヘアやメイク・着付・小物によって雰囲気を変えてみることにしましょう。

アンティーク着物2アンティーク着物1

大人っぽく着こなしたい

大人っぽい雰囲気を出したい時には、口紅、アイシャドウや、チークの色合いに気を配り落ち着いた色合いを選んでみます。

切れ長のアイラインと眉、全体にしまった感じを意識して仕上げます。

ヘアは、アップで襟足を出してあげると色っぽさも出るでしょう。

着付も襟を縦長に合わせるようにして、帯を下めに結びます。

可愛らしく着こなしたい

可愛らしい雰囲気を出したい時には、口紅、アイシャドウ及び、チークにピンク系で明るめの色合いを選ぶようにします。

そして、アイラインや眉に丸みをもたせるように、フワッとした感じの可愛らしさを出してあげたりします。

ここでは、ヘアにカールもつけて、はつらつとした元気で若々しい感じをイメージしました。

着付も、襟を合わせぎみにして、帯を上めに結びます。

羽織りやみちゆきは、小物感覚で色合いや柄を合わせてあげることで、コーディネイトの幅が広がりバリエーション豊かになります。 時には、アンテーク着物の裄(袖)の長さや、帯の結びをも隠してくれたりもする心強いアイテムですね。

アンティーク着物2アンティーク着物2

この後に、手軽に楽しんで頂けるようにという望みも込めて、アンティーク着物を選ぶ際のポイント等も取り上げてみたいと思っています。

Aiko(モデル)